先日のワークショップでつくったフルーツポマンダー。
リハーサルしていた我が家のポマンダーが、そろそろ出来上がったようなので、リボンを巻いて飾ってみました。
フルーツは柑橘系なら何でもいいとのことで、一般的なオレンジにしようか、それとも日本らしく柚子にしようか。。
いろいろ悩んだのですが、オレンジや柚子はかなり大きいのしかお店になく、クローブもいっぱい刺さないといけないので、その刺す手間とクローブ自体の材料費もバカにならないし^^;
かといって、金柑やすだちは、さすがに小さすぎるやろ笑
ということで、ライムにしました!
(これが実は皮が硬くクローブを刺すのに親指のダメージがひどかったので^^; ワークショップ本番ではもう少し皮の柔らかそうなカボスにしました)
ところで、そもそもポマンダーって何?
という方。
大丈夫です。
私も知りませんでした苦笑
調べてみたところ、ポマンダーとはもともと中世ヨーロッパの貴族たちが持っていた金や銅でできた丸い飾りのこと。
中にハーブやスパイスを詰め、その香りを魔除けとして、森の魔物から身を守るために持ち歩いていたといわれます。
それが庶民の間に伝わる中で、フルーツに代用されて広く浸透していったんですね。
そういった伝説上の悪魔って、映画に出てくるようなモンスターを想像してしまいますが、実はもっと身近なもので、当時の人々は「病」そのものを恐れていたと言われています。
中世ヨーロッパでは森は暗闇の世界であり、魔の領域。そういう世界から「死」が運ばれてくると考えられていたんですね。
つまり、「魔」とは病や死のこと。
ポマンダーに使われるクローブやシナモンは抗菌作用を持ち、免疫力を高める効果があるので、病気を防ぐ意味合いがあり、ポマンダーはそれらから身を守ってくれるお守りだったんですね。
そう考えると、現代日本を生きる私たちだって、願いは同じ。
中世ヨーロッパの知恵を、生活にオシャレに取り入れて、幸せを呼び込んでみませんか?^^
作り方は簡単で、柑橘系の果物にクローブを刺し、シナモンパウダーをまぶして乾燥させるだけ。
刺す度にフルーツの爽やかな香りとクローブの甘くスパイシーな香りが広がり、冬のおうち仕事って感じがまたいいんですー。
本来なら腐ってしまうフルーツが、クローブの抗菌力で乾燥して硬くなり、驚くほど軽くなっていく様子も楽しいですよ^^
フルーツポマンダーの作り方
【材料】
フルーツ(お好みの柑橘系でOK)
クローブ(ホール)
シナモンパウダー
マスキングテープ
竹串
ビニール袋
リボン
【手順】
① フルーツにマスキングテープを貼り付ける(リボンをまくスペースを作る)
② マスキングテープ以外の部分に、竹串で穴をあけながらクローブを内部まで届くようにしっかりと刺す。
③ マスキングテープをはがす。
④ビニール袋にシナモンパウダーとフルーツを入れ、よくまぶす。
⑤ 2~3週間ほど風通しのよい場所で乾燥させる。
⑥リボンを飾って出来上がり。
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