2025年も気付けばもう二月。
年始もあっという間に過ぎ去っていきますね。
昨年末のことになりますが、アロマの知識のアップデートしなくちゃなと思ってたところに、AEAJ(日本アロマ環境協会)の「アロマ大学」開催を知り、行ってきました。
認知症予防にアロマがよいのでは?ということはかなり知られてきましたが、より確かなエビデンスを得るために、AEAJの研究施設をはじめ関係各所では日々研究が続けられています。
コロナの影響で近年のアロマ大学はネットミーティングの形式だったんですが、今年は梅田の会場で行われるということで、リアルならではの試みがありそうと楽しみにしていました。
ただ、リアルだけに会員価格でも4500円となかなかの価格設定💦(オンラインの時は1500円ぐらいだった)
集まるのはよっぽど熱心にアロマ活動されている方々なんだろうな(私もそのつもり笑)と思いました。
人数は200人ぐらいかなあ。やっぱりお値段高めなので、思ったより少ない気がしました。(ネットだと千人単位だったので)
最初に司会の方が、どんな方が来られてるのかアンケートをされたんです。
びっくりしたのが、アロマを仕事にしている人が全体の1%にも満たなかったこと。
現役のアロマセラピストはたった一人。スクール経営とその他(私はここに挙手)が数名、あとは趣味で楽しんでる方ばかりでした。
AEAJ の会員って毎年会費がいるんです。何らかの資格を持ってる方ばかりとは思いますが、12000円と決して安くはない年会費を払い続けてるって。。
せっかく専門知識があるのだからきっと何か活動したいと、少なくとも資格取得の際には思われたはず。なので個人的にはなんかもったいないなあと思ってしまいました。(あとの交流会でそういったお話をされてる方も多かったです)
それはともかくとして、参加者の住んでる地域は大阪が半分ぐらい、あと関西からが10%、それ以外から来られてる方も1%ほどいらっしゃいました。
費用もかかるなか、それだけ遠方からも集まってくる。やっぱりそれだけ興味深いテーマだったんですね。
そのメインテーマは『脳の健康のためにアロマができること』。
ーーAEAJのホームページよりーー
脳の健康指標として2018年に新たに国際標準規格に承認されたBHQ(Brain Healthcare Quotient)。その研究段階で、香りが脳の健康に与える影響についても研究が進められてきました。本セミナーではその研究結果と脳の健康維持のための秘訣について、元内閣府ImPACT山川プログラム、プログラムマネージャーに解説していただきます。(推定BHQ測定体験あり)
【講師】山川 義徳 氏
一般社団法人ブレインインパクト理事長、京都大学経営大学院特命教授
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ImPACTって、亡き安倍総理の主導で設置された国家重点プログラムなんだそう。
難しい話だろうなあ、理解できるかなと心配してましたが😅、山川先生は時折笑いも交えながらわかりやすくお話してくださいました。
脳の病気って脳ドックでMRIをとって調べますよね。(私も数年前、予防的に受けたことがあります。年齢相応に白質化してた💦)
BHQはそれに対して脳が今どれだけ健康かを測る指標。
病気を探すのがMRIなのに対して、BHQはもっと前向きに脳の健康度を確認できるんです。
なんと、脳って20歳からすでに少しずつ縮んでいくんですって!早くないですか?!
でも安心してください。縮みもするけど、回復もするんです。縮んだり回復したりしながら、少しずつ老化が進んでいくんですね。
同じ年齢でも脳年齢にはかなりの個人差があり、その違いは生活習慣や心のあり方に大きく左右されるそうです。
【脳の元気度をアップするもの】
好奇心、意欲、仕事のやりがい、幸福感、人とのやりとり◎など・・・
【脳細胞を縮ませるもの】
メタボ(ほとんどの人の脳が縮んでる。。)、糖尿病、土日だらだら、ひとり暮らし、メンタル不調(鬱、働きすぎ)など・・・
なんとなく予想はできてましたが、やっぱりね、という感じですよね。
脳に良い行動はBHQアクションズと呼ばれ、好きなことを続けることが貯金のように将来のために役立っていくんだそうです。
現在は全国の自治体や企業などで治験が始まっていて、「何がBHQを上げるのか」具体的なエビデンスを調査研究中とのこと。
BHQを判定するスマートグラス(メガネ)もついに製品化されたとのことで、講義の出席者はいち早く試すことができました!
脳と目の動きをアルゴリズムで判定することで、脳年齢が測れるそうで、私の結果はこちら↓
・・・あかんやん😭 脳年齢高すぎ。。
とお思いでしょうが、これにはワケがあり、できたばかりのシステムでやり方を理解するのにちょっと時間がかかり、指示通りできなかったんですよねー
(それがもう老化やろ、と言われれば、それまでですが笑)
というわけでこんな手軽なメガネもできていて、近い将来、健診時に「BHQ測っときましょか」と、骨密度並に言われる時代がやってきそうです。
ところで、BHQアクションズ(脳の老化対策)は70を超えてからじゃ遅くて、30〜40代から始めるのがベストだそう。(60代も手遅れかもだけど、やらないよりはマシか😅)
その脳にいいことをやるコツは、ズバリ!
「イヤイヤじゃなく、楽しんでやること」
適度にストレスがかかる環境で、新しい行動を起こす。
ノンストレスでゆるゆるもダメで、ちょっと緊張感ありつつワクワク楽しむっていうのが、脳の大好物な行動なんですって。
さてそこで、アロマとの関連です。
BHQとアロマの研究も進んでいて、数種の精油を用いた実験で
ラベンダーはポジティブ感情を上げて、認知機能を明らかにアップすることが実証されたそうです。
ただしこれは、その人がラベンダーの香りを好きという前提のもと。
ちょっとびっくりしたのが、感覚的に好きな香りであっても、脳が喜ぶとは限らないんですって。
感覚的に心地よい香りで、しかも脳も喜ぶ香りだと、BHQアップ間違いなし!
これも実際に香りを嗅いで実験することができたので、その結果発表を。
私の好みは、感覚的にも脳的にもラベンダー!
前述した通り、ラベンダーは認知機能アップに効果ありのエビデンスが。
縮んじゃった脳細胞を少しでも回復させるべく、ラベンダーの香りをいつも常備したいと思います😆
みなさんもそのうちBHQを測れる機会がきっと身近に訪れるはず。
脳も喜ぶ香り探しのためにも、チャンスがあればぜひトライしてみてくださいね。
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