前回のサウナで言い忘れたこと。
海外で水着といえばビキニ一択。
と過去の経験から学習したはずなのに、今回出発間際に「サウナ=水着」と気づき、慌てて荷物に滑り込ませたので、またやってしまいました。
持っていったのはジム用の地味水着。
色気もそっけもない😅
いくらおばちゃんでも、いやおばちゃんだからこそ、そこはがんばってビキニは無理でもせめて花柄のワンピース水着にするべきでした。
でもやっちゃったものはしょうがない。両脇に赤いラインの入った地味な黒水着の上下はいかにも野暮ったかったけど、そんなの関係ないとばかりに堂々とふるまうしかありません。
隣に日本人の女子が来たときだけ、こそっと「こんな水着持ってきちゃったのよね」と言い訳すると
「競泳か何かの選手と思いました!」と明るく言われ、そこまで堂々としてたかと、思わず笑いこけました。
いやいや、万が一選手だったとしても、こんなとこで着ないでしょ笑
と、こぼれ話はここまで。
いよいよ北欧旅、最終日の出来事です。
ホテルのチェックアウトが12時と遅かったので、午前中はヘルシンキ大聖堂に向かいました。
トラムは乗らず、遠くからも見えるドームめざして散歩がてらゆっくり歩き、20分ぐらいで到着。
でも、またもや外観は修復中。
パイプオルガンが鳴り響く、荘厳な講堂は見学できました(入場料8ユーロ)
ヘルシンキのランドマーク的な大きな建物なのに中はそれほど広くなく、地下もあったけどカフェになっててびっくり。
こんな暗いところでお茶飲む気はしないけどなあ。。
だだっ広い石畳の広場や街並みを眺められる大階段に座り、「あー、旅もとうとう終わりかあ。あっという間だったなあ」などと旅の感慨に耽りました。
その後、ホテルに戻り、チェックアウト。
北欧食器も詰め込んだスーツケースは重く、石畳の道は運びにくいのでトラムに乗って中央駅へ。
空港行きの電車もすぐわかったので、駅のカフェで名残を惜しむ「粘り」のフィーカ笑
定番のシナモンロールとミルクたっぷりのコーヒー。最後と思うから尚更でしょうか、美味しかったなー。
お昼ごはんの時間だったけど、空港まであえてお預けにしました。
その理由は・・・まさに還暦お祝い旅にふさわしいお楽しみが最後の最後に待ってるからなのでした!
旅慣れてる人やある程度年齢いってる人には当たり前なのかもですが、私的にはめちゃくちゃ思い切ったというか、がんばりました。
これにすることで、旅行代金の見積もりはそれまでの2倍にボンッと跳ね上がり(そこまで高いとは思ってなかった)
でもこれまでがんばってきたご褒美旅だもの、いいじゃないか、帰りぐらい贅沢したって。(ご褒美って魔の言葉笑)
ひとり旅だし、かかるのはひとり分だけ。チャンスチャンス!とほくそ笑む自分の声に勝てず、家人には内緒で
「ビジネスクラス」をとっちゃったのですよ。
スウェーデンからヘルシンキへの移動のビジネスグレードアップとは違い、ほんとのビジネスチケット。
カウンターに並ぶ列だって、いつもは羨ましく眺めてたプライオリティのラインです。
とはいえ一旦並んでみたものの、え、これファーストクラスの列だったらどうしよ、と場違い感からくる不安で後ろのデキるやつ感ありありのお兄さんに「私のチケット、ここで合ってます?」と聞いたりして。
列に並ぶとこからドキドキわくわくだったんですが、途中で気づきました。
ぜんぜん列が進まない。。たまたまなのか、そういうもんなのか、荷物とかいろいろ面倒な人が多いのは明らかで、ぜんぜんプライオリティじゃない。。
私の前には「日本に行くはずが台風の影響で便が飛ばなくてさー、ビジネスクラス待遇になったみたいなんだよねー」とはしゃぎまくってるイギリス人おじさんとおばさんのグループ。
絶対この人たちもめんどくさいやん。。
エコノミーの列がどんどん進んでみんな解放されてくのを横目に、ビジネスチケットも楽じゃないと学習しました。
早く解放されて、空港ラウンジでお腹いっぱい食べて、ビール飲んで、ふっくらソファーでのんびりしたいー
お昼ごはん抜いてる貧乏人の頭の中はそれでいっぱい笑
やっとありついたお昼ごはん。ビールも飲み放題♪
ムーミンのライトの横でのんびり
ラウンジは居心地よすぎて、ずーっとここにいたいと思うほどだったけど
また出発時間が早まってたら大変と、重い腰を上げて出発ゲートへ。
ところが今度は遅延とのことで、ここでもプライオリティゲートに行くものの待ち時間はほぼ同じ。
30分以上かかってやっと機内に乗り込みました。
そこからはすごかった!
はー、これがビジネスかー
エコノミーの3席分ぐらいはあるスペースが個室間隔で区切られてて、落ち着くーー
足伸ばせるし、フラットにして寝られるし、マリメッコのアメニティもついてるし。
なによりCAさんがきめ細かにサポートしてくれて至れり尽くせり。
メニュー表もあって、ドリンクの種類もたくさん。
スパークリングワインでひとり祝杯をあげました。
その後、食事も楽しんで、カクテル飲んで、映画観て。
せっかくのビジネスクラス、楽しみ尽くさなくっちゃと、もう帰るだけだし寝なくてもいい!ぐらいの覚悟笑
フラットにして寝られるといっても、機内でそんなに寝れるもんじゃないしねと思いつつ、一応横になったとこまでは覚えてます。
気づいたら、周りがやたらカチャカチャ騒がしい。
ん。。食器の音かな。。それも片付けてる感じの。。
え、ウソ。・・・爆睡??
我に返り、アナウンスに飛び起きました。
「当機はあと2時間弱で成田に到着予定です」
マジか!
通りがかったCAさんに「私にも朝食ください、早く!」とダメ元でお願いしたら、え、食べるの?ってびっくりした顔で、急いで持ってきてくれました。
食べ損なうとこだった朝食
私のビジネスチケット、うん十万円、その1/3かなあ、堪能できたの涙
でもおかげで爆睡でき、エネルギー満タン。
「東京の現在の気温は39℃」という恐ろしいアナウンスに、
はあー帰ってきたーー
涼しい北欧から灼熱の日本へ、とげんなりしたものの
暑い暑い東京から大阪までの移動も元気に乗り切ることができました。
めでたし、めでたし。
還暦おばさんの北欧ひとり旅日記は、これでおしまいです。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
次はどこに行こうかなあ。
足腰鍛えてまた楽しいご報告ができるよう、毎朝のヨガと筋トレがんばります!
【シニア女子のひとり旅アイデアnote】
●ビジネス適齢期はいくつから?
ビジネスクラスに乗るという選択、6年前のフランス行きの時まではみじんも考えませんでした。
理由はなんといっても金額。
高いとは思ってたけど、今回実際とってみて、片道ビジネスにしただけなのにエコノミーの倍の金額になったのには驚きました(一番高値のお盆時期だったのもある)
それに6年前はそこまで日常的な足腰の痛みは気にならず、エコノミーで乗り切れる自信があったんですよね。
今回、ビジネスクラスってどんな感じの人が乗るんだろ、と自分のことは棚に上げて人間ウォッチングしてみたところ、当然ビジネスばりばりやってそうな30〜50代の男性、女性はなぜか若い子もちらほらいました。そして悠々自適そうな旅好きお金持ちシニア(60〜70代)。添乗員ツアー参加の旅久しぶりですって感じの60〜70代夫婦たち。
そんなところでしょうかねえ。
実際乗ってみての感想は、やっぱり快適。
疲れがぜんぜん違うし、すべての対応がお客として大事にされてる感があって、気持ちの余裕も違う。
飛行時間が10時間以上なら、できれば毎回行きも帰りも乗りたい。
よっぽど体力気力自信がある人ならいいですけど、60過ぎたらもういいんじゃない?疲れずに旅を楽しむために必要経費では?って気がしないでもないです。
でもそのお金あったら、別の国にエコノミーで2回は余分に行ける。
便利グッズを足元に足したり、上手に工夫すればまだ数年は乗り切れるかも?
今回、甘い汁を吸ってしまっただけに、エコノミーに戻れるか、悩ましいところです。。。
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