唐突ですが
においを感じる力、嗅覚に自信はありますか?
年齢を重ねると、悲しいことにいろいろ鈍くなりますが💦
嗅覚の衰えはその代表格。
アロマに関わってきた経験上思うのは、「わたしは、においに敏感」とわざわざ言う自信ありげな人も、やはり年齢相応。においの違いを感じられない方は多いように思います。
本当に敏感な人は、すぐ「臭っ!!」と叫びますからね笑(若者の息子はすぐ言う)
嗅覚が衰えると、味もわからなくなり、味覚障害にもつながるので、「食べる」という人生の楽しみも半減してしまうのが何より悲しいところ。。
ところで、においに一番敏感な年代(ピーク)はいつ頃かというと
10代。(やっぱりねー)
その後、一定の機能を保ちはするのですが、男性のほうが嗅覚の衰えは早く、60歳代でにおいを感じにくくなり、女性は70歳代から急に悪くなるのだそうです。
男性も女性も60歳代くらいまでは大体同じくらいの嗅覚をキープしているのに、60歳代を過ぎたあたりから個人差が大きくなるというデータも。
その差はどこからくるんでしょう。
嗅覚は他の感覚に比べて疲れやすく、においに順応しやすい特性があります。
つまり、普段の生活でいろんなにおいに慣れてしまって、あえて意識することが少なくなるとどんどん衰えてしまうんですね。
これって好奇心との関係も深そうですよね。
めずらしいものや知らないところに興味津々で、行ってみたりやってみたりする人は気持ちも若いし、どんなにおいがするのか、いつも興味津々でクンクンしてそう笑
嗅覚は人間の防衛本能と深く関わっているので、鈍くなると命に関わることだってあり得ます。
たとえば、食べ物が腐っているかどうか、ついにおいを嗅いで確かめたりしますもんね。
もしガス漏れに気が付かなかったりしたら、知らずに中毒症状になって危険な状態になることだって。
それに、嗅覚が低下している高齢者は認知症になりやすく、寿命が短くなるとも言われます。
余裕でイケると思ってたのに、60を過ぎてふと気づくと「あれ?」ってくらいなくて焦る。。。
老後のための貯金みたいな嗅覚😅
でも安心してください。
使った貯金は戻らなくても、嗅覚は元の状態に戻すことができるんです!
嗅覚にかかわる嗅神経細胞は死滅と再生を繰り返している珍しい細胞。
においの刺激を与えないと細胞の死滅が進み、嗅覚が衰えてしまいます。
つまりにおいの刺激を与えれば、細胞は再生するってことなんです!
そこで最近注目されているのが、嗅神経細胞の再生を促す「嗅覚刺激治療」=嗅覚トレーニング。
特にコロナ禍にあって、感染による嗅覚障害に悩む人も多く、嗅覚トレーニングは大きな注目を集めています。
やり方は簡単です。
毎日朝晩30秒でOK。
なんでもいいので3種類のにおいを10秒ずつ嗅ぎます。
たとえば、コーヒー、パン、お花・・・その時「これは〇〇のにおい」と意識をして嗅ぐのがポイント。
嗅覚細胞が再生するイメージをしながら、ゆったりといろんなものの香りを味わってみてください。
アロマショップの「生活の木」からは専用の精油セットも発売されています。
やり方の動画もあるので、アロマのいい香りで本格的に嗅覚トレーニングしてみたい、という方はぜひチャレンジしてみてくださいね。
わたし自身も、アロマを毎日嗅いでるおかげで、知らないうちに嗅覚トレーニングしてたんだなーと気づきました。
きっと嗅覚だけでなく、味覚も磨かれてるんでしょう。
だって最近、ごはんがおいしくてしょうがない(太るー😂)
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