【シニア女子ひとり旅日記】⑥バカンスを楽しむ人たちが見たくてサンドハムン島へ行ってみた

スウェーデン3日目はクルーズの日。


オプションツアーも何か参加したいなと思い、出発の少し前に日本のサイトveltraで夏季限定の「サンドハムン島クルーズ」を予約していました。


ストックホルム周辺は群島が散らばっていて、サンドハムン島は地元の人たちが夏を過ごすサマーハウスで有名なんだそう。


サンドハムって、なんか美味しそう😋 

サマーハウスって響きも素敵❤️ 

街歩きもいいけど、1日かけてのんびりクルーズを楽しむのもいいかも、と思ったのです。


定刻通りきっちり!のスウェーデン。

フェリーに乗り遅れたら代替便はないし、絶対時間厳守だ!とこれまで以上に気合を入れて早めにフェリー乗り場に到着。


10番と書かれた乗り場には、すでに長蛇の列ができています。

まだ早いし、これじゃないよねーと一旦通り過ぎ、船の前まで行ってガイドさんに尋ねると、やっぱりこれがサンドハムン島行き!


みんな早いなー。ていうか日本のサイトで予約したのに日本人また誰もいない。。

(唯一いたアジア系のおじさんに話しかけたら、韓国なんだよねって申し訳なさそうに言われた)


急いで最後尾に並ぶと、まもなく乗船が始まりました。

並んでた人たちはみんなデッキの場所取りでしょうか、急ぎ足で階段を上がっていきます。

なるほど、みんな日の光を浴びたいのねー。


この日は日差しが強く朝から照りつけてたので、私は列に並んでる時から日傘をさしていて、デッキに上がるなんてとんでもない!


なので席取りに焦ることもなく、下の空いてるテーブル席をゆったり一人占めできました。


こじんまりとした船で、お客さんは50~70代のシニア層がほとんど。


クルーズ船でのんびりしたいって、世界共通のシニアの発想なんでしょうか笑


観光客だけでなく、スウェーデン語を話す地元の人も多く、歩行器のおじいさんやノルディックスティックをついた足元のおぼつかないおばあさんもいます。


でも足腰が悪くても躊躇せずにどんどん外に出て楽しもうっていう雰囲気がやっぱり日本とちょっと違うなー。


隣のテーブルに座っていたおばさま(ハリポタの校長先生に似てる)は船旅に興奮したのか鼻血が出たようで💦、見ているこっちはハラハラ・・心配したけど

片方の鼻の穴にティッシュをつめたまま、連れのおばさまと楽しそうに笑ってる。


なんか、みなさん、たくましい!


サンドハムン島までは2時間半。

とりあえずはみんな、シナモンロールとコーヒーでフィーカしてるので、私も🎵


行きも帰りも、そしてサンドハムン島に着いてからもガイドさんが英語でずっと説明をしてくれるのですが、例によってあまり聞き取れず💦(特にマイクごしだから、音がこもって)

なんとなーくの情報ですが

ストックホルムからバルト海の外海まではたくさんの島々が散在していて、その間は浅い運河になっているので、船はスピードを落としてゆーっくりと進んでいきます。


海に面した海岸沿いには、見晴らしの良さそうな大きなヴィラがたくさんあり、それぞれ近くにボートが停泊していて、デッキチェアで大人は日光浴、桟橋から飛び込む子供たちの歓声も聞こえます。


世界には映画の世界でしか見たことないようなお金持ちがたくさんいるのねー。


船の真横を長い髪をなびかせた女性が水上バイクで追い越していったり、ボートで走りながら手を振る人たちもいて。


いいなー。みんな短い夏をバカンスでめいっぱい楽しんでる。


船内にはレストランもあり、予約してた人たちはランチタイムを楽しんでいたので、私も今のうちに食べとこうかなーとメニューを見たら、またエビかミートボールかの2択。きっとそれって丸い小芋か、マッシュポテトついてくるやつよね。


んーーーと悩んで、パンケーキにしました(それは子供用だけどいいの?と言われたけど😅)


到着したサンドハムン島には、古くからありそうな赤い屋根のサマーハウスが建ちならんでいて、ペットを連れて休暇に訪れている人たちが、リラックスした格好で散歩していました。


その中を縫うように、ガイドさんについて島内を散策する私たち。

毎日のようにこんなふうにツアーの観光客が大勢やってくるって嫌じゃないのかな。。とふと思ったけど、お店も繁盛するし、共存しあってる感じなのかな。


1時間ほどのツアーガイドが終わり、その後は自由時間。

「さあここからはフリータイムよ!集合場所に戻る時間は? そう!2時半よ!忘れないでね。」

という日本でもあるあるな一連のくだりがあり笑(これも世界共通?)


ビーチで泳いでもいいし、森の中を探検してもいいわよ!って言われたけど

ひとりの私は、迷子になって戻れなかったら大変と、小さい島をちょっとぐるりと回っただけでもう港に戻ってきてしまいました。


海の見えるこんなおうちに1ヶ月ぐらい住んでみたい


足の悪いおじいさんたちも同じで、すでに港でのんびりアイスクリームを食べてたので、私も真似してアイス食べたり、お土産屋さんをひやかしたり


帰りは日差しもちょっと弱まってたので、デッキにあがり海風に吹かれました。


時々上まであがってくる波しぶきも気持ちよく、雲の流れも日本じゃ見たことない筋状で、ずっと飽きずに見ていられました。


帰りは潮の流れの影響なのか、行きよりもさらに長い3時間半の行程で、ビール片手にめっちゃ気持ちいい!



ふと気づくと、近くの席にはいつのまにか、朝鼻血で大騒ぎだったおばさまたちが。

今度は連れのおばさま(こっちはアニーホールのダイアンキートンに似てる)の咳と鼻水が止まらず、鼻血のおばさまが心配そうに背中をなでています。

心配する鼻血のおばさま、「ティッシュはないかしら」とバッグの中を探しはじめ、咳込むおばさまは「いいの、大丈夫」とばかりにポケットからくしゃくしゃのティッシュを取り出しました。


鼻をかんで、咳もようやく治まって、見ている私もひと安心。

と思ったら、ダイアンキートンおばさまの握りしめた手の中に野の花が3本。

あらかわいい、と島の中で摘んでティッシュに包んで記念に持ち帰ろうとしたんでしょうね、キートンおばさま。


それを見て「台無しじゃないの」とばかりに吹き出すおばさまたちがかわいくて。

今回の旅行で一番ほっこりした場面でした。



さて、その日はもう疲れたし、晩御飯も節約でスーパーで買うことに。

サーモンのお寿司を見つけ、あっさり味が食べたい衝動が抑えられず。。

(日本のスーパーなら500円ぐらいのが1200円)

サーモンはさすが北欧、美味しかった!

けどシャリは粒がなく、ねっとりと四角で固まっていて、これお米じゃないのかもーと思うレベルでした😂



【シニア女子のひとり旅アイデアnote】


●シニア女子を救うのは重ね着アイテム

夏の北欧って、何を着ればいいんだろう。

持っていく服を考える時、すごく悩みました。

なんせ暑さ寒さへの耐性が弱ってるシニア女子。。自律神経が昔のようにしっかり働いてくれないので体温調節が難しく、快適温度の幅が狭い。

iPhoneで天気を見てみると、最高気温は22℃くらいみたいだけど、日差しは強く、朝晩の寒暖差も大きいとweb情報にも出てきます。

広げたスーツケースに、上着を入れたりまた取り出したり、ダウンを入れたり、そこまではいいかとまたしまったり。出発まで何度繰り返したことか。

そうやっていろいろ試行錯誤した服選び。終わってみると、結果大成功でした!


基準にしたのは、薄手で重ね着できるアイテム。そして機能性も重要。

特にインナーは大事だなと今回改めて思いました。保温性のあるものと、暑くてもムレにくい機能のあるもの、両方持っていったので、上に着るものやその日の天気に合わせてちょうどいい温度になりそうなものをコーディネートしました。

おしゃれのためのコーディネートというよりは、快適温度のためのコーディネートですね笑

キャミとタンクトップ、レギンス、状況に合わせて変えられるように、デザインもいろいろにしました。


そしてこまめな体温調節に神アイテムだなあと思ったのはカーディガン。

寒かったら袖を通して、暑かったらさっと羽織って、いらなかったらカバンに小さくしまえる、シワにならないものがとっても役立ちました。


クルージングでの帰り、デッキにいる時が今回の旅で一番寒かったのですが、こんなこともあろうかとリュックにアウトドア用のレインジャケットを入れていて、これがまためちゃ役立った!

撥水機能があるので水しぶきも平気だし、生地が密で防風もしっかり。ちゃんとしたアウトドアメーカー、さすがだなと思いました。

コンパクトに収納できるので荷物にならないし、シンプルなベージュなのでワンピースの上に着ても違和感なかったです。

おすすめです!

AROMATIQUE

東大阪のアロマ&リンパドレナージサロン、アロマティークです。 人生100年時代をずっと健やかに美しく生きるために。アロマのある暮らしをご一緒に。

0コメント

  • 1000 / 1000