それっておそらく化学物質過敏症。
私も8年ほど前、美容室のカラーリングで初めてその症状が現れ、皮膚科に駆け込んだところ、その名前を聞かされ、以来白髪染めもパーマもNGになりました。
その時は頭皮だけじゃなく、全身に赤いぶつぶつが現れ、かゆいのなんの。。
てっきりダニが出た!と思って家中を大騒ぎで掃除してダニ捕りマットを敷いて、そりゃあ大変でした。
皮膚科では「最近、頭に何かしたでしょ」
とずばり当てられたのですが、まさか1週間も前にしたカラーリングのせいだとは夢にも思いませんでした。
「でもいつものカラーリング剤だし、なんで急に?」わたしが反論すると、年配の先生はわかりやすくこんな話をしてくれました。
みんなね、アレルギーのコップを持ってるの。一人ずつ大きさは違ってて、大きいバケツ持ってる人もいれば、小さいお猪口みたいな人もいる。
日常生活の中でいろんな化学物質に触れるでしょ。パーマとか、白髪染めとか、家の中の建材もそうだし、食べ物の添加物なんかもそう。
あなたのコップは、もういっぱいになってあふれちゃったんだね。
あなたが特別、化学物質の多い生活を送ってきたというわけではなく、コップの容量の問題。
頭皮はね、けっこう症状出る人多いのよ。僕の経験だと一番多い。
だから聞いたの、頭に何かした?って。
先生は最後に「でもまあ・・・それも加齢だね」と。
その先生、なんでもかんでも年のせいで片付けるのが玉に瑕なんですけどね。
あとで調べてみたことですが
白髪染めなどに含まれるジアミン系の化学物質がアレルギーを引き起こすトリガー(引き金)となったわけで、自分はそういう体質(コップがちっちゃい)ということ。
なので、いったんアレルギー症状が出ると他の化学物質への耐性も弱まっているので他のいろんなものにも反応してしまうんですね。
化学繊維の下着でかゆくなったり、化粧品で肌が荒れて乾燥したり、先生や本の言う通り、どんどんダメなものが増えていきました。
でも大きいバケツの人なら平気なのかというとそうではなく、体内に入った化学物質は、体内で確実に蓄積されていくわけで、がん細胞を発生させる原因になることも知られています。
特に頭皮は皮膚バリアーが薄いので経皮吸収されやすく、また脳に近いため脳神経系が影響を受け、アルツハイマー病の危険性も高まるとか。
知れば知るほど、こ、こわい。。。
逆に言えば、いつ爆発するかわからない危険なものがたっぷり入った爆弾みたいなバケツ持ってるより、ちっちゃいコップで悪いものこぼしてる方が体にはいいのかも。
で、それから白髪染めはどうしたかというと
白髪はそれほどまだ多くなく、ちらほら程度だったので仕方なく、黒髪もいいかと放置してました。
ところが、ある時、顔は合わすけどほとんど喋ったことのない人が、近付いてきて言うのです。
「白髪染めって、どうしてる? いいのがあるのよ」
ドキッとしました。
そうか。きっと自分が思うよりも、わたしの白髪目立ってるんだ。
恥ずかしいやら、悲しいやら。。
そして、その人が勧めるままに出会ったのがヘナ。
その出会いというのは、実はなかなかに後味の悪いもので今でもトラウマになってるんですが^^; (それはまた次の機会に)
ヘナ自体はわたしの体質にぴったり合っていたようで、すっかりファンになり、今でも愛用しています。
というわけで、今回は、同じような悩みを持つ方の参考になればと、当時のことを思い出してみました。
化学物質過敏症なんて厄介で、平気でカラーができる人がちょっと羨ましいけど
でもそのおかげでアロマはもちろん、手作りコスメや石けんなど、ナチュラルで体にいいものに目覚めることができたので、今は良かったかなあと思っています。
なんでも考え方ひとつ、ですね^^
バンクシー展で。
わたしの中では、蓄積していく化学物質ってこんな一見スマイリーな感じ笑
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