受け継ぎたいリング


このところのアルコール消毒のせいか、年齢的なもので仕方ないのか、気づけば手がすっかり老け込んでいました。


血管が浮いて、シワっぽくて。。

いつの間にこんなになっちゃったの?


綺麗なネイルでもして気分を上げたいけど、アロマトリートメントの仕事があるので、今はそれもできません。


そういえば、むかーし買ったあの指輪、どこへやったんだっけ。


引き出しの奥をゴソゴソやったら、出てきました。


かれこれ30年以上も前。

若くて、仕事も楽しくて、結婚もちゃんとできた。

今振り返れば、人生の波に乗ってる時でした笑


新婚旅行先のロサンゼルスで勢いに任せて買った(買わせた)ティファニーのオープンハートリング。


懐かしい。


結婚指輪はカタチばかりのチープなものだったので、そのかわりに当時は毎日つけてたもんでした。


でもそのうち指輪自体、何をするにも邪魔に感じて全くしなくなり、ちゃんとしたジュエリーはおろかアクセサリーリングもほとんど持たずに今日まできました。


なので、年季の入ったこの手指を飾るものが、いい年をして何もないのでした。


あの頃はもっと白くて、こんな青筋もシワもなかったのに。。とため息をつきつつ、左手の薬指にはめてみてビックリ。


・・・ガポガポやん。



い〜までは指輪も回るほど〜♪


昭和な歌が頭の上で流れ、当時はよく意味がわからなかったけど、ほんまにそうなるんやーと笑いがこみ上げてきました。


それにハートの形は節くれだった指にはちょっとかわいすぎる気もします。


そのティファニーと一緒に、昔、相方の祖母の形見分けでもらった指輪も出てきました。


それは正直、ご本人をほとんど知らず、思い出もなかったのですっかり記憶から抜け落ちていて、「こんなおばさんくさいの、要らない」と思ってしまい込み、ずっと見ないのでいつの間にか無くしてしまったんだと思ってました(ほんま失礼)


今それをつけてみると、あら、ぴったり。


マニッシュに人差し指につけるのがしっくりくる感じ。


こういう指輪が似合う年齢になったんだなあとしみじみ。



一度だけお会いしたことのあるその方は、確かふっくらとした面長なお顔だったような。


宝石然とした大仰なデザインが多かった昔にしてはシンプルなこの指輪を、どんな時につけていらしたんだろう。


いろんなことを想像し、今わたしの指でそれが光っている、ご縁の不思議を思いました。


なくしてなくて、本当によかった。



そうだ。うちは娘がいないし、いつか息子にお嫁さんが来てくれたらあげよう。


こういうストーリーも含めて喜んで受け取ってくれるお嫁さん、来てくれないかな(自分のことは棚に上げて笑)


ティファニーも一緒につけちゃうよ(だからお願い、早く来て笑)



ハンドクリームを塗り込むたび、老けた手に落ち込んでたこの頃。


タイムレスな指輪が気分を上げてくれそうです。






AROMATIQUE

東大阪のアロマ&リンパドレナージサロン、アロマティークです。 人生100年時代をずっと健やかに美しく生きるために。アロマのある暮らしをご一緒に。

0コメント

  • 1000 / 1000