若返りの秘薬？ローズマリーバームを作ってみた

空気の乾燥が気になる季節になりました。みなさん、お肌の調子はいかがですか？

わたしは去年の冬から、スキンケアの仕上げにお肌を保護する目的でワセリンを塗っています。

ワセリンは乾燥や冷たい風などからお肌を守ってくれるカバー効果には優れるのですが、保湿成分などは含まれないので、何かプラスしたいなあ。。手元にたくさんあるローズマリーを生かして何か作ってみよう！と思いつき

ネットで見つけた「ローズマリーバーム」を作ってみることにしました。

ローズマリーは、いつもハーブ栽培家のおじさんがどっさりくれるので、今までもオリーブオイルに風味づけして料理に使ったり、酢に浸してリンスを作ったり、色々活用しています。

わたし的には、一番便利に使っているハーブかも^^

ハーブをアルコールで漬け込んだものをチンキと言うのですが、乾燥ローズマリーを漬け込んだチンキには高い抗ウイルス活性と抗酸化活性があり、17世紀に南フランスでペストが大流行したときには、ローズマリーを酢に浸して作った薬で感染を防いだと言われています。

さらに、ローズマリーをアルコールと一緒に蒸留したもの（チンキに似てる）はハンガリーウォーターと呼ばれ、中世ヨーロッパ時代から伝わるすごいエピソードがあるのです。

14世紀、ハンガリーのエリザベート王妃（70オーバー）は長く神経痛を患っていました。

そんな彼女のためにイタリアの修道院で作られたチンキが献上され、それを使った王妃はみるみる元気になり、隣国ポーランドの王子（何と20代！）から求婚されたという伝説が語り継がれているのです。

ね、ローズマリー、なんかすごそうでしょう？^^

実際にはエリザベート王妃は24歳で亡くなってるらしいですが^^;  

多くの人がこのローズマリーに何らかの若返り効果を感じたからこそ、こうして今に語り継がれる伝説となっているに違いない！

若返りには目がないワタクシ、この話をはじめて聞いたときから作りたくて実はウズウズしていたのです笑

ローズマリーの効能

抗菌・抗ウイルス作用
強壮作用（記憶力、集中力アップ）
血流促進
抗酸化（アンチエイジング）
収れん（引き締め）作用
育毛促進

さて、ローズマリーバーム作り。

その材料となるローズマリーのチンキがこちらです。

生よりも乾燥させた方がより濃厚なエキスが滲出するとのネット情報を信じ、乾燥させてからウォッカ（無水エタノールの代用品。なんせコロナで品薄なもので）に漬け込みました。

冷暗所に置き、通常は２週間〜１ヶ月で出来上がりだそうですが、ラベルを見てください。

8/6OKって、もう11月になっとるやないかーい（放置しすぎ）

夏にはすでに作ろうと思ってたんですね、わたし。それすら忘れてる(あはは)

本来はきれいな緑色のはずが、すっかり茶色。。

でもそれだけ濃ゆーいエキスがでてるに違いありません！（知らんけど）

そんな感じなので、分量も作り方もテキトーです。

ローズマリーチンキの作り方

①乾燥させたローズマリーを瓶に入れ、ウォッカを注ぎ、冷暗所に保管する

以上笑

この液体の中にはウルソール酸と言う抗酸化物質が抽出されていて、これは紫外線によって壊れたコラーゲン繊維束の修復が期待できるんだとか（ワクワク♪）

では、いよいよ作っていきます。

ローズマリーバームの作り方

【用意するもの】

ローズマリーチンキ　 10g

白色ワセリン（薬局で買える）　10g

耐熱ガラスビーカー

混ぜ棒

湯煎用の鍋

パストリーゼ（消毒用）

バームを入れる容器

【手順】

①容器などをパストリーゼで消毒する（煮沸消毒でもOK）

②ビーカーでチンキとワセリンを計量しながら加える

③湯煎しながらひたすらかき混ぜる

④泡がなくなりアルコールが飛んだら粗熱をとり、容器に流し入れる

⑤固まったら完成

この分量で小さなクリーム容器ひとつ分くらいできます。

欲張りなわたしは、この倍の量作ろうとして激しく後悔しました。

と言うのも、湯煎でかき混ぜながらチンキのアルコール分を飛ばすのですが、これがまーなかなか飛ばない。。

白い泡がぶつぶつ立っているのがアルコールらしいのですが、かき混ぜてもかき混ぜてもブクブクときりがなく。

そうですねえ、休憩はさみつつ実質１時間以上は混ぜたでしょうか。

途中で、「そうか！石けん作りみたいにブレンダーでブイーンとやっちゃえばいいんじゃ？」と思いたち

やってみたら、全体が白く泡立ち、しばらくたつとまたワセリンとチンキの２層にくっきり。何にも変わらず。。

結局、多少分離したままだけど、まーいいやと強制終了し、無理やり瓶につめました！

早速手の甲に塗ってみたところ、ローズマリーのいい香り♪

使用感はワセリンと全く同じです。（当たり前ですが）

つけすぎるとベタつくので、うっすら塗るのが良さそう。

ただ、つけたあと、しばらくしてから触ってみてびっくり。

ツルツル感が、ただのワセリンとぜんぜん違うー！！

ひょっとしてシミにも効くのかも？

この冬中使い続けたら、すっかりなくなってるのかも？

今はそんな嬉しい予感しかしないので、騙されたと思って使ってみようと思います^^

では、また経過をご報告しますね！