先日、ちょっとした手続きのために市の施設へ出向きました。
お堅い場所なので、窓口の担当者さん(女性)と淡々と手続きに関するやりとりをしてたのですが、急にその方がそれまでと全く違うトーンの弾んだ声で言いました。
「なんだか、すごくいいにおいがします〜♪」
え、どしたん?
と思い、その人の顔を見ると、マスクの上の化粧っけのない目元がとっても嬉しそうな三日月型になり、両手を差し出すようにして私を指し示しているのです。
え、うそ〜^^ わたし?
「あ〜、アロマの仕事されてるんですね。どうりで」
提出した書類に目を通しながら、職員さんはなおもうれしそう。
「わたしからアロマのにおいが? ですか? えーほんとですか? ずっと触れてるから、ついににおいが染みつくようになったんですかね笑 うれしいです!」
わたしも事務口調から急にくだけた調子になってしまいました。
「はい、なんだか甘いいい香りがします」
そうなんだ。えーと、今朝のディフューザーはなんの香りだったっけ?とか思い出していると
「わたしもアロマすごく好きなんです〜。ぜんぜん詳しくないんですけど。癒されますよねえ」
職員さんはうっとりとしてなおも言い、わたしはわたしでウキウキとその場を後にしたのです。
そうかー、ついにそこにいるだけで香るようになったんだ、わたし。
すごいなー、アロマの専門家って感じやんー。
わかる人にはわかっちゃうのねー。
なあんて感慨にふけりながらニヤニヤ。。
そしてふと手にぶら下げていた紙袋に目をやり、思わず立ち止まりました。
・・・・これかよ!!!!
袋の中にあったもの。
それはお世話になった方々へのギフトに渡そうと用意してたミニスワッグ。
袋には全部で10個ほど詰まっていました。
リンデンブロッサム(菩提樹の花)のブレンド精油を今朝垂らして香りづけしたばかりで、袋に顔を近づけると確かに甘くグリーン味を帯びた良い香りが。
そりゃいいにおいがするはずだわ。
自分じゃなかった「がっかり」はあれど、アロマの香りにあんなに反応してくれた職員さんの「ウキウキ」がうれしくて
引き返して
「わたしじゃないんです、これなんです!」
って見せてあげたら、きっと職員さん、スワッグの可愛さにもっとテンション上がってただろうな。
こんなに喜んでくれるなら、一つあげてもいいぐらいだ!
…と思ったぐらいです笑
手のひらサイズのミニスワッグ。
いいにおいの正体はコイツでした笑
0コメント