今年もケンカしたり仲直りしたり。

今日は、犬も食わない身辺雑記。

新年早々、ケンカしました。

まぁ振り返れば大したことではないんですが、でもその時は重大問題で、もう我慢ならんと思いつめ（少なくともわたしは）

覚悟を決めました。

若い時は言いたいことも我慢して長い冷戦にもつれ込んだもんでしたが、あのころ必死に守った子供たちも独立した今は、言いたいことは言う！方針に変えて、なるようになればいいと開き直っているのです。

とはいえ暖簾に腕押しな敵の反応。。。

そしてわたしの近頃の決めゼリフといえば

「それやったら家政婦と住めばいいやん！」

敵はいつものように「わかった。そうする」と忌々しげに言い捨てて、今にも出ていくのかと思っても結局ぜんぜん出ていかない笑、いつものパターンかと思いきや、今回はちょっと違いました。

「わかった。今日から晩ご飯はいらん。外で食べる」

・・・あ、そう。

ふーん。このコロナ禍に？

飲食店は軒並み夜８時には閉まる緊急事態宣言下に？

みんな、お家でごはんのこの流れで？

アホちゃうか。。迷惑この上ない。

好きにすればいいわ。ただしコロナ持ち帰ったらタダじゃすまんからな。

口には出しませんが、ほんま愛想も尽きたといった心境でした。

そんなん言うてもどうせいつもと同じ、何食わぬ顔で帰ってくるに決まってる。そう思って晩ご飯をやっぱり作ってしまうわたし。

ところが。

思ったより早めに帰ってきたのに晩ご飯には見向きもしない。

・・・あ、そう。

そうですか、・・・わかりました。

二度と作るか！　二度と食べるか！

そんなお互いの心の声だけが静かに行き来して１週間ほどすぎたころ。

テレビでは感染者数の増加が止まらず、医療逼迫の緊急事態を伝え、アナウンサーは「どうか外食は控えて」と呼びかけています。

言いたいことは言う主義に変えたわたしは、もう我慢できず声をかけました。

「いったい、いつまで・・・」

言い終わらないうち、かぶせ気味に返ってきた言葉は

「明日から家で食べる」

リビングに一瞬、確かにホッとした空気が流れました。

敵も疲れてたんでしょう、外食続きに。

何十年も一緒にいるというのに、お互いなんと不器用なこと。

付き合い始めのカップルみたい笑

翌日、買い出しに出かけた時のわたしの喜びがまた想定外でした。

何を作ろう、何買おう。

あ、この寒ブリ、イキがいい。好物の粕汁にしてやろかな。あ、キャベツ、丸々してる。ロールキャベツもいいな。

などなど晩ご飯のアイデアが出てくる出てくる。

そう、こんなにも食べて欲しくて仕方なく、食べてくれる人がいるのが嬉しいとは。

料理は苦手だし、家政婦に作ってもらえとまで言ってたくせに笑

自分でも可笑しくて、スーパーの中で声をあげて笑ってしまいそうでした。

人って結局、誰かのために何かをしたい生き物なんでしょうかねえ。

この先もまた懲りずに、いろんなこと忘れてケンカするんだろうな。

イヤだなあ笑

でも、この日のうれしい買い出しは、おばあちゃんになっても忘れない気がする。

犬も食わないお話にお付き合いありがとうございました。

ここに書いて、ちょっと、いえかなりすっきりしました！笑