【約束の地中海ふたり旅①】

「叶える」


毎年、年初にテーマを設けるのだけど、2025年のそれは「叶える」にした。


定年を迎える年になって、まだ需要がある限りは仕事を続けようと思っているのだけど、足腰が大丈夫なうちに旅に出たい、という思いは変わらず。


そして今年はどうしても叶えたい旅があった。


遡ること、40年ほど前。


私と友人は、ある映画を観て「60になったら、ここに行こう」と約束した。

映画は「グランブルー」で、その舞台はシチリア。


いつどこで観たとか、なぜ60なのか(たぶん還暦だから)細かなことはお互い忘れてしまったのだけど😅、約束だけはなぜか覚えていた。


ほんの2年だけの付き合いで、結婚し、子育てに没頭してる間はほとんど会うこともなく、それでも年賀状のやり取りだけは続けていた。思えば何十年も。。


ある年、彼女から届いた年賀状に、その約束の旅について小さく書かれていた。

あ、やっぱり約束したよね、あの時たしかに。


お互い覚えてたことがうれしくて、とにかく久しぶりに会おう、会ったあとはその約束に向けて「お試しの台湾旅」に行き笑(会わない間に性格変わってたり、知らない部分が受け入れられなかったりとか旅となるといろいろありそうかなーと、おたがい慎重派笑)


でもコロナ騒動もあって、約束の60も過ぎて、ついに2025年がその年になったのだ。


旅の予約は半年以上も前にしてたのだけど、出発の日が来るまではそれはもうハラハラだった。


老親のこと、自分の健康・・・(出発の直前には友人が帯状疱疹になるという大アクシデント!でもギリギリ回復が間に合った!)


ああ、前置きだけで長くなるーー

けど忘れないうちに、出発日から時系列でだらだらと記録しておこうと思う。


出発日当日。

1週間以上留守にするので、家のこと、仕事のこと、いろいろを片付け、深夜便を待つ間もずっとそわそわ。


落ち着かないので早めの19時には家を出た。

友人も同じだったのか、エミレーツのカウンター前に着くとすでに待ってた😁


今回の旅のルートは、行きは関空ードバイ乗継ーマルタ、次にシチリア移動、帰りはシチリアードバイ乗継ー関空。


中間地点のドバイまで、それぞれおよそ10時間ずつ、乗り継ぎ時間を含めると片道25時間以上?


あらためて、遠い。。

アラカンにはきつい旅程ですよ。

そんなに長時間座りっぱなしで、次立ち上がれるのか?っていうね笑


本当はビジネスにしたいけど、そんな贅沢する余裕はなく(老後資金も残しとかないと😅)


せめてもと思い、プレエコにした。

ちょうどその頃、エミレーツのプレエコのCMをよくやってて、一度乗ってみたいと思ってたんよね。


プレエコはチェックインカウンターも別になってて、長蛇の列のエコノミーを横目にすいすい。こういうのが年齢いくとやけにうれしい笑


ゲートに辿り着くと、エミレーツ自慢のエアバス機が待機してて、その巨大さに驚いた!

こんな大きな飛行機乗るの、はじめてかも。こんなものを空に飛ばすなんて。人類ってすごいわー。


機内には2Fもあり、そこはファースト、ビジネスクラス専用で、ファーストにはシャワーもあるんだとか。空の上でシャワーって、なんなん笑


さて、我がプレエコシートですが、CMでペネロペがゆったりくつろいでた様子から想像するほどには広々ではなかったけど苦笑

横幅もリクライニングもゆったりしてるし、フットレストも。

ウエルカムドリンクも3種(水、オレンジジュース、パイナップルココナッツ)から選べた。(これはエコノミーも一緒かな)


と、そこまではよかったんだけど、機内のエアコンが効いてなくて、いつまでも暑い。。

機体が大きいだけに乗客も多く、暑い夏の熱気をまとった人が発する熱で気分が悪くなるほど。


このままドバイまで行くのかも。。と思ったらプレエコに喜んでる場合じゃない。


正直うんざりしながら暑さに耐えてたら、食事の時間がやってきた。


事前にエミレーツのアプリで食事を選べることを知り、いろいろ迷った末に特別食(ヘルシーな低脂肪食)を選んでたんだけど、特別食はどうやらかなり早く来るらしく、まわりの興味深そうな視線を受けながら、一足お先に食事を開始。


スパークリングワインで乾杯。美味しくて、おかわりした笑

肝心の低脂肪食のほうは当たり前だけど超あっさり。不味くはないけど普通のほうがそりゃもっと美味しいだろなと思った苦笑



気づくとその頃にはエアコンも効いて快適に。よかったー

エアバス機は大きいからか、ほとんど揺れもなく、音も静か。いつの間にか眠っていて、気づくと朝食の時間に。


食事は便ごとのオーダーなので、また低脂肪食がやってきた。

味のない白身魚。全体にあまり美味しくない笑 けど健康には間違いなくいいから食べる。


食後のコーヒーを飲んだ時点で、ドバイまで残り1時間。

10時間が思ったより短く感じた。


定刻通りドバイ到着。広大な空港と聞いていたので、乗り継ぎがスムーズにできるか心配だったけど、意外と簡単だった。


想定外だったのはSIMの切り替え。

今回は初のe-SIMで、アラカンおばちゃんでもちゃんと切り替えできるか不安だったのだ。

ヨーロッパ周遊プランを契約済みだったのだけど、空港で切り替えにチャレンジするも恐れた通りぜんぜんつながらない。


こんなこともあろうかと、日本語対応のあるトリファにしといてよかった。

チャットで「ドバイはヨーロッパじゃない」と指摘を受け、あははーそだねーと一件落着。


やっとスマホを一旦おいて、トイレで洗顔とメイク。あーさっぱりした。


ドバイ空港は清潔感あるし、装飾がとにかく派手。そして何でも高い。。おなかもいっぱいだし、何も手を出さず次の便へ。


なにやら寄付金が集まってる。高額紙幣が多い気がするのは気のせい?


マルタ行きは出発ゲートが何度も変わり、慌てたけど、無事に定刻通り離陸。

今度はしっかりエコノミー。

この狭い座席で、また10時間。。でもその頃には旅気分全開で感覚がマヒしてて、ただ乗るのみ。うんざり感も何も感じなくなってた笑


乗り込んですぐにまた食事。朝食なの?それとも昼? 時差もからんで、もう何がなんだか。


今度は普通の食事(ベジタリアンクレープとオムレツから選べ、クレープにする)

でもお腹はしっかりすいてたので美味しく食べた。


エアバス機のプレエコは2列シートだったけど、今回は3列シート。

私たちの座る列の窓際には、白いつば広帽子に白のジャンプスーツ、足元はヒールの高いサンダルという、エコノミーには似つかわしくない謎めいたマダムが。


さてさて、筆が乗ってきたところですが笑

そのマダムのお話はまた次回にー😀


♦︎ここまで読んでくださって、ありがとうございます!♦︎































AROMATIQUE

東大阪のアロマ&リンパドレナージサロン、アロマティークです。 人生100年時代をずっと健やかに美しく生きるために。アロマのある暮らしをご一緒に。

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