ベニシアさんには、なれないけれど。

京都・大原で植物に囲まれて暮らすベニシア・スタンリー・スミスさんのドキュメンタリー映画を観ました。


「ベニシアさんの四季の庭」


2013年の作品なので、ちょっと前の話になりますが。


豊かな自然と、手入れの行き届いた庭。

四季折々に咲く花。

150種以上ものハーブを育て、収穫し、暮らしに役立てる丁寧な暮らし。


築100年以上の古民家を少しずつ自分好みに修復し、母国イギリスの文化が違和感なく溶け込んでいて。。。


はあーーーー。


なんて素敵。


憧れる・・・



NHKの「猫のしっぽ カエルの手」もときどき見ては、ゆったりとした気分にさせてもらい、ベニシアさんの暮らしはさぞ静かでおだやかな日々なんだろうな、と勝手に想像してたんですが。


この映画では、ベニシアさん自身の人生の苦労も語られていて、

ああ、やっぱりいっしょなんだな、夢の世界の住人じゃないんだ、とかえって親近感を持ちました。


たとえば、京都で英語教室をはじめた時のエピソード。


1年間ずっと近所のポストにチラシを入れ続けて、生徒集めをしたこと。


最初の旦那さんとの間に3人をもうけ、でも離婚に至り、一人で育て上げたこと。


次の旦那さんの本気に近い浮気。


続いて旦那さんの生死をさまよう大事故。


娘さんの統合失調症。



長年、ベニシアさんのそばで、その活動を支えてきた女性の

「彼女はほんとうに、がんばり屋さん」

という言葉が胸にひびきました。


英国貴族の生まれで、日本の静かな田舎に住み着き、自然によりそうその暮らしは「がんばる」とは無縁のように思えたけど。


みんないっしょなんだなあ。



” 許しとは、過去を手放すこと。”


” そばにある美しいものに目を留めて生きていきたい。”


ベニシアさんの言葉も、そんな人生模様を知るとより深く心に残ります。



わたしは正直、ベニシアさんのように丁寧な暮らしはできない。。


なんせサボテンも枯らすほど落ち着きのない人間😅



でも、いつか小さな庭でいいから、好きな花や植物を植えて、猫といっしょに暮らしたいなあ。



それまでは、せめてこころの庭の手入れを怠らないようにしよう、と思いました。



今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

やっと晴れ間が戻ってきましたね。

うれしい!でも暑い。。



AROMATIQUE

東大阪のアロマ&リンパドレナージサロン、アロマティークです。 人生100年時代をずっと健やかに美しく生きるために。アロマのある暮らしをご一緒に。

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